片付けは運気を変えるのか?|負の連鎖から抜け出すために
有名なあの片付け本との出会い
私は52歳の男性です。40代頃までサラリーマンをしていた私は、以前は仕事しか能のない人間でした。それゆえ運気のことや開運方法などといったスピリチュアル的なことには、興味がなかったのが本音です。そんな私は、30代後半頃、転職をしたのをきっかけに体調を崩したことがあります。その上、その他にも仕事上や私的なことの問題がいろいろと噴出していた時期でもあり、すべてが悪い方向へと進んでいた頃でもありました。
これまでに経験してこなかったような悪いことがあまりにも続きすぎたことから、困り果てた私はいろいろなことを試し始めました。食事療法や運動療法、神社仏閣巡りや歯科通院など、体調を改善できそうだったり、運気を変えるのに良さそうなことは手当たり次第やってみました。また、その頃は、負の連鎖からなんとか抜け出そうと、本を探しによく本屋に行くことが多かったのですが、そこで、とても興味深そうな一冊の本を見つけたのです。
その本の名前は「人生がときめく片付けの魔法」という本で、今では世界的に有名になった近藤麻理恵さんが書いた本です。その本の帯には「100万部突破!ときめくモノだけ残すとかならず幸せになれます。」と書いてあり、「この本の通りにやれば、何かいいことが起きそうだ!」と直感したのです。
忠実に片付けを実行した結果
早速、その本を手に入れた私は、本に書いてあるとおりに6畳の自室の片付けを始めました。ここでポイントになるのが、衣類、本類、書類、小物類、思い出の品の順に片付けることと、ときめきを感じるかどうかで、捨てる捨てないを判断するということでした。そして、それを忠実に実行していったのです。
暇を見ながら丁寧に片付けたせいもあり、結局、始めてから1ヶ月後にすべてを終えることができました。片付けにかかったお金は、家具や大型家電製品の粗大ゴミ料1万円ほどでしたが、重いものを持つし的確な判断も求められるので、結構大変だった印象が強いです。
その後、模様替えやグッズの購入はすぐにしませんでしたが、許せる範囲内で、ベージュ色のカーペットや観葉植物など、気持ちが落ち着く商品を新たに買いそろえていきました。片づけ終わった部屋は、スッキリして今までとはまったく別の部屋のように感じました。好きなものばかりの部屋は、ものが散らかってもすぐに元に戻すことができます。そして物を大切にするようになっていきました。
あれから5年近く経ちますが、私の自室はいまだにきれいなままです。それからというものは、私の体調はどんどんよくなり、私の生活と人生に好循環が生まれていったのです。もちろん、ほかの要因もあると思いますが、心地よい生活が生まれたという意味において、部屋の徹底的な片づけは、とても意義深いものだったと思っています。