【グランピング北海道】冬も子連れキャンプが楽しめるノースサファリサッポロ
グランピングはグラマラスキャンピングの略で、テントもその他のキャンプ道具も持参する必要のない、手軽で贅沢な、ホテルに宿泊するかのようにキャンプを楽しむことができるというアウトドアレジャーです。
グランピングといっても様々で、海外のグランピングといえば、5つ星ホテルの壁を布にしただけというような桁違いの豪華さを想像しますが、今回私たちが体験したグランピングは、通常のキャンプを自分の道具の準備なしで冬の北海道の大自然の中子供が一緒でも安全に快適に過ごさせてもらえて、お値段もリーズナブルなものといった感じのものです。
私たちが体験した札幌市中心部から車で30分ほどで行ける南区のサファリパーク(ノースサファリサッポロ)の、サファリパークにいる動物達と一緒に雪中キャンプができるという日本初の「アニマルグランピング」を子連れで体験してきましたのでご紹介します。
冬のアニマルグランピングとは
北海道札幌市南区のノースサファリサッポロ内でグランピングができる、日本で初の『アニマルグランピング』。お借りしたテントの中で、好きな動物も一緒に一晩過ごすことができるのです。冬にもキャンプしてみたい、お家ではなかなか飼うことができないような珍しい動物ちゃんたちと一晩たっぷりと過ごしてみたいといった方にとっては、大変嬉しい体験型レジャーだと思います。
私自身はキャンプが大好きで、夏は毎年子供たちを連れて自然の中で不便さも楽しもうとキャンプしています。とはいえ、レベルとしてはテントを何とか設営して、なんとか火を起こしてBBQができる程度の素人キャンパーですので、まさか北海道の冬にキャンプしようなんて思っても見ませんでした。でも、外で食事をしたり、動物と遊ぶことが大好きな子供たち。冬休みの想い出に、娘が犬ゾリに乗ってみたいと言いだし検索したのがきっかけで、ノースサファリサッポロのグランピングを知りました。
もともとヘビを飼いたいという気持ちの強い娘。でもママはヘビのお世話は無理だからとお断りをしていたのですが、ヘビと一緒に過ごしたいという気持ちが長い間募っていて、アニマルグランピングの話をすると、「絶対絶対行きたい!」と熱烈なリクエスト。ということで早速体験してきました。そんなノースサファリサッポロのアニマルグランピングはいったいどんなものなのか、まずは基本的な情報をお伝えします。
アニマルグランピングで一緒に過ごすことができる動物
夏と冬で選べる動物が若干変わるとのことです。どのような動物たちと過ごせるのか実際に伺いましたのでお伝えします。
1)アニマルグランピング・テント泊で選べる動物
基本的には次の動物たちの中から1種を宿泊料金内で選ぶことができます。
猿、ポニー、ニシキヘビ、オオトカゲ、カメレオン、アルパカ、リスザル、コンゴウインコ、ミーアキャット、イグアナ、マイクロブタ、ヤギ、ウサギ、モルモット、フクロウ、鷹、ボールパイソン、リクガメ、ハリネズミ
※猿、ポニー、ニシキヘビ、オオトカゲ、カメレオン、アルパカ、リスザル、コンゴウインコ、ミーアキャット、イグアナ、マイクロブタに関しては先着順
(ノースサファリサッポロHPより)
冬に関しては、寒いので選べる動物が限定されます。テント泊の冬のアニマルグランピングで選べる動物は「ウサギ、モルモット、フレミッシュジャイアント、ボールパイソン、リクガメ、イグアナ、ハリネズミ、ミーアキャット、マイクロブタのみ」とのことでした。
ちなみに、追加料金3,000円で、もう一種(合計2種)動物を選ぶこともできます。今回我が家では「ウサギ」と「ボールパイソン」を選ばせてもらって、一晩たっぷり一緒に過ごすことができました!!
とってもフワフワなうさぎちゃん。子どもたち二人とも大喜びでした。夜に少しだけ小さな声で鳴いてましたが、基本的にはおとなしくて可愛らしいうさぎちゃん。アパート暮らしで大きなペットは飼えない子どもたちはとっても癒されていました。
ヘビLOVEな娘の念願かなって一晩過ごしました。スタッフの方が一緒の時は抱っこもできました。ボールパイソンは噛む恐れもあるため、スタッフの方がいない時は大きな水槽の中にいてもらってたっぷり観察して一緒に過ごせます。とてもスベスベで、高級感漂う手触りにみな感動でした。
2)アニマルグランピング・コテージ泊で選べる動物
上記の「テントで選べる動物」のほかに、コテージではあらかじめ、それぞれのコテージ専属の動物がスタメンとして過ごすことができます。つまり、スタメン専属アニマルともう一種お好みの動物を選ぶことができます。
アクアコテージ専属
アザラシ
ジャングルコテージ専属
コツメカワウソ
レアアニマルコテージ専属
フサオマキザル又は、キンカジュー又は、リスザル
アニマルグランピング|料金と含まれるもの
テント・平日宿泊(一棟貸し切り2名利用料金)24,000円
大人1名追加8,000円 子供(小学生以下)1名追加5,000円
テント・土日祝前日宿泊(一棟貸し切り2名利用料金)32,000円
大人1名追加10,000円 子供(小学生以下)1名追加7,000円
※5月1日~5日、7月13日~8月31日までは料金加算あり、HPをご確認ください。
コテージ・平日宿泊(一棟貸し切り2名利用料金)30,000円 大人1名追加10,000円 子供(小学生以下)1名追加7,000円
コテージ・土日、祝前日宿泊(一棟貸し切り2名利用料金)40,000円 大人1名追加12,000円 子供(小学生以下)1名追加9,000円
※5月1日~5日、7月13日~8月31日までは料金加算あり、HPをご確認ください。
※1テント、1棟当たり4名まで宿泊可能です。
※食材は持ち込みOKです。
アニマルグランピングの宿泊料金に含まれるもの
・サマーキャンプ(5月~11月)はノースサファリサッポロ入園券2日分付き
・スノーキャンプ(1月~3月)は1日入園券又は犬ぞり又はスノーモービル体験付き
・グランピング宿泊客は駐車場も無料
・日帰り温泉券付き(豊平峡温泉)
・シングルベッド2名分
・ソファ(ベッド)、ラグマット、布団、毛布、ランタン、ストーブ数台、コンセント数か所、ブルートゥーススピーカー、クッション、クーラーボックス、BBQコンロ炭付き(着火した状態で準備していただけます)、テーブル、カセットコンロ、鍋、焚火台、薪6本(こちらもお願いすれば着火してもらえます)、紙食器と割りばし、ティッシュ、お手拭きなど
・ディナーや朝食の食材提供は有料で、BBQセットやしゃぶしゃぶセットなどがあります。
食材セットは要予約です。入園してからおつまみや飲み物は追加注文することも出来ますよ!
夕食をBBQにしたい方は、かまくら内でBBQを楽しむことも出来ます。
ただし、かまくらBBQは、かなり寒いので覚悟と保温装備が必要です!
人数追加の際にはソファベッドが使えて、お願いすれば布団や毛布を必要な分たっぷり貸してもらえます。テント内でのカセットコンロの使用もOKで、ストーブの上でお湯も沸かせます。やかんも貸してもらえますよ。
アニマルグランピング場の設備について
ノースサファリサッポロアニマルグランピングで実際に宿泊する際の設備について詳しくお伝えします。
バイオトイレ
こちらは共用になりますが、バイオトイレは悪臭が全くなく、暖房も夜通しつけていてくださっているので、子供たちも怖がったり嫌がったりすることなく用を足せました。
水場
水しか出ず、冷たいです。天気が良かったので、水で顔を洗ったり、食器も何とか洗えましたが、悪天候の際はちょっときついかもしれません。
駐車場
すぐそばに停めれるので、荷物の搬入出も便利です。車以外で行く方は、最寄りのバス停まで送迎もありますので、事前に予約しておくとよいです。
テント
大人2人、子ども2人で宿泊するには充分な広さです。天井も高いです。テントは5棟とHPに記載がありましたが、冬期は雪が多いせいか、2棟しかありませんでした。
アニマルグランピング|持参したものと、持って行ったほうが良かったなと思ったもの
グランピング用のテントのすぐそばに駐車場があり、荷物も簡単に運べますので、荷物多いかなくらいでもいいかもしれません。お借りできるものを使えば、持ち物としては衣類と洗面道具くらいで足ります。食材も、お願いしておけば持ち込まなくても大丈夫です。
我が家では、以下のものを持って行きました。
・携帯充電器
・携帯電話(BGMは携帯電話を利用しました)
・食材、飲み物
・洗面道具
・常備薬
・携帯用ライト
・着替え、タオル
・食器用洗剤とスポンジ(でも、なんとなく水場で洗剤を使用するのははばかられ、持ってこなくてもよかったかなと思いました。お借りした鍋などはティッシュで軽くふいてお返ししましたし、食器類もさっと水洗いしただけでした。
・寝袋等も持参しましたが、全く不要でした。
持って行けばよかったなと思ったものは、
・鍋;しゃぶしゃぶができるような大きな鍋とやかんは貸してもらえるのですが、ストーブで煮込みなども出来そうだったので、2つくらい鍋を持参してもよかったかなと思いました。
・食器類;紙食器を準備してもらえますが、もう少しいろいろあったほうが便利だったなと思いました。
・子供用のホーローおまる;我が家ではもうおまるは使用してませんが、トイレまで少し歩きますし、テントの出入りも入り口が大きくて重いので、ちょっと面倒です。大人はさほど問題ありませんが、子供が夜中にトイレといった時には寒いし可哀そうだったかなと思いました。幼いころに使用していたホーローおまるは持ち運びもあまりかさばらないので、あれを持ってきてあげればよかったなと思いました。夏はなくてもさほど問題ないかなと思います。
冬のグランピングは寒くないの?
テントの中は暖房を3つ準備してもらえて、ベッドにはそれぞれ電気毛布を準備してもらえるので、寒さはほとんど感じず、子供たちも風邪もひくこともなく快適でした。ただ、朝方から、夜中にかけて、布団からはみ出てしまっていたほんの少しの隙間の腰の部分が異常に冷えました。テントの内側は温かいですが、外側に面している付近はやはり布一枚先は外ですので、かなり寒かったです。テント内でも温度差がかなり激しいなと感じました。
動物のお世話や餌はどうするの?自分のペットは連れていける?
チェックインが15時で、いろいろと説明があり、その後に動物たちとご対面ということになりますので、だいたい16時は過ぎてのお迎えになります。なので、うさぎちゃんとボールパイソンの餌はその日の分はもう食べて来てからという感じでした。お迎えしてからは餌やりはなし、うさぎちゃんのみ排せつ物の片付けを適宜行いました。やり方も、必要なものもすべて説明していただき、準備もしてもらえますので、特に心配はないと思います。
我が家では、インコを飼っていて、連れて行ってもよいか事前に確認しました。インコは連れてきても大丈夫というご回答でしたが、ボールパイソンが興奮する可能性があるため、相性的にやめたほうがよいとアドバイスをいただき、結局やめました。動物同士の相性があると思いますので、事前にお問い合わせをしてみてください。
ホッカイロなどもたくさん持って行ってましたが、さほど必要なしでした。ストーブ前やお布団の中は本当にポカポカです。着るものはしっかり着込んでいったほうが安心です。一歩外に出ると極寒ですし、テントの入り口付近はやっぱり寒いです。
冬のアニマルグランピングの感想
冬のテントってどのくらい寒いのか、準備は何が必要なのかなど、いろいろ心配はありましたが、子どもたちが寒さで体調をこわすこともありませんでしたし、とても快適で楽しく、貴重な体験をすることができました。娘は念願のボールパイソンとのひと時を楽しみ、大満足でした。北海道に旅行される方も、気軽に、ホテルに宿泊するよりもお安くアウトドアを楽しめますし、動物大好きな方なら是非一度体験してみていただきたいです。あったかいテントの中でキンキンに冷えたビールも最高でした。
料金内のおまけのスノーモービルもとても楽しかったです(最初の目的の犬ぞりは結局体験せずにスノーモービルをすることになりました。)