シングルマザーの子育て|体力が続かない、何を変えるべき?
シングルマザーの子育てと仕事の両立の厳しさ
私達は、北海道在住のシングルマザー32歳と小学3年生の男の子です。3年前に離婚し、親子2人での生活がスタートしました。ちょうどその頃、息子は小学1年生になったばかりで、全て自分の準備ができるわけではありません。自分のこと、家事、育児、フルタイム勤務をこなさねばならず1日24時間では全く足りませんでした。このまま目の前にあることをこなし続けるのは体力的に続かないと思い、何かを変えていかなくては!と一念発起。模索の日々が始まりました。
まずは、書店に出向き、手当たり次第の家事本を読みました。とても参考になりましたが、一般家庭向けの本ばかりで、シングルマザーに特化した書籍はなく、実生活にアイデアを取り入れていく日々でした。親子2人だと、パパの準備がありませんが、パパに頼れる部分もありません。なので、完全に2人で協力していく必要があります。小学1年生といっても、色んなことができるようになる年頃なので、息子を信じて一緒に協力してもらおうと思いました。
2人だけの家族、小さい息子の協力が必須
まだその頃息子は甘えん坊で、着替えもばんざーい!と途中までお手伝いが必要だったり、マイペースな性格もあり、お片づけの途中から他の遊びモードに突入してしまうことが多々ありました。気が逸れる度に近くに行って一緒に手伝うというのが定例。それも幸せな時間ですが、息子自身で自分の準備をできるようになったり、目の前のことへの集中力が高まれば、本人にもとても良いことだと考えました。
ママにやってもらったほうが楽だし、一緒にやるほうが楽しいから甘えてくるのだと思い、それ以上に楽しく思ってもらえるように、まずは息子とお約束しました。
約束事として、手書きで「寝る前に明日着て行くお洋服を準備しましょう。朝は自分でお着替えしてみましょう。遊んだ後は、おもちゃさんたちを元の場所に戻してあげましょう。」壁に貼って、ひとつひとつ説明。「これをしてくれたら、ママとっても助かるんだ。できないことは、今までどおりママに相談してもいいから、ちょっと頑張ってみてくれるかな?」とお願いしました。すると、とってもやる気を見せて、頑張るね!!と当日からチャレンジを開始。今では全て自分でやってくれます。
回り道のようでも、子供と向き合い優しくサポートすることが自立につながると実感
小学生でも人間関係や小さなストレスがあって調子が出ない日があるものですから、そうした日には優しくサポートします。そして、できた時には褒めすぎ!というくらいに褒めて、お礼を伝えます。「毎日きちんと自分で準備してくれるから、ママとっても助かっています。本当にありがとう。これからも一緒に色んなことに挑戦していこうね♪」と。
自分の準備は自分ですることが当たり前といえば、当たり前ですが、子供にとっては何もかもが始めての挑戦なんです。できる子と比べるのではなくて、目の前の子供と向き合って、マイペースでも少しづつ階段を登れるようにそっとサポートできる時間が、愛しいのです。子供との時間は有限。シングルマザーとしてなかなかゆったりとできる時間もありませんが、子育てのバタバタも必ずいつか終わりがきます。忙しさすらも愛しいですが、たまには手をとめて、目の前にいる愛しい我が子を見つめてください。きっとたくさん成長しているし、子どもはみんなママの笑顔が一番大好きです。
今日も笑顔で伝えます。
「あなたのおかげでママは最高に幸せだよ。今日もありがとう。」