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共働きで夫と家事協力するには?|2人の主婦に共通するワザ

共働き夫婦で、働くママが最もモヤモヤするのは、旦那さんの家事に対する姿勢があまりにも依存的だと感じてしまった時ではないでしょうか。私もかつては共働き夫婦として生活をしておりましたが、お互いフルタイムであるにも関わらず、夫の家事に対する姿勢が、他人事感が甚だしすぎて、ものすごく脱力した覚えがあります。

私がフルタイムで働いていたある時、夫が休日で、私が出勤する際に、洗濯物を干しておいてほしいと頼んだ時がありました。快く引き受けてくれた夫でしたが、仕事が終わって、家に帰って洗濯物を見たとき・・・愕然としました。バスタオルが見事に全部8つ折りにしてハンガーに干されていたのです。干してくれたことに感謝しつつも、夫は今まで数年間、洗濯物がどう干してあるかに全く興味を持ったことがなかったんだなということに気づき、アピールしてこなかった自分の不甲斐なさと、夫の『家事は自分の仕事ではない』という意識の低さにひどく落胆したということがありました。

そんなプレゼン力のない私とは雲泥の差の、しっかりと夫を味方につけて家事をシェアするスキルをお持ちの働く主婦お二人から、『夫と家事協力する方法』を語っていただきましたので、ご紹介いたします。

30代半ばフルタイム主婦|共働きでも夫に家事協力してもらうようになった方法とは?

30歳代半ばの、フルタイムで仕事をしている女性です。小学生の子ども、会社員の夫と暮らしています。核家族で、周囲にはサポートをしてもらえる人はいません。子どもが3歳になるまでの間は、パートタイム的な働き方をしていましたが、それ以降はずっと時間外勤務もあるフルタイムで仕事をしています。夫も時間外勤務のある仕事で、遅いと23時を超えることもあります。

転勤先、見ず知らずの土地で、専業主婦になったが、うつになりそうだった

我が家の場合、結婚後すぐに妊娠をしたこと、夫は転勤で本社に戻らないといけない、という事情もあって、私は最初専業主婦をしていました。ですが、見ず知らずの土地に転居をして以降、どうしても、外に出ないと気分が抑うつになりそうで、いわば、私のために、働くことを始めた、という経緯があります。

専業主婦であったこと、そして、最初はパートタイムで仕事をしていたことから、家事はほぼ私の仕事でした。ですが、フルタイムに変ってからは、それでは、家のなかが回っていかないので、家事分担をきっちりとするようになりました。

専業主婦の妻が多い夫の会社のなか異端児の私

夫の会社では、妻が専業主婦という家庭が多かったものですから、私はいわば異端児です。そういったこともあって、最初はなかなか家事分担に対して積極的にはなってくれませんでした。しかも、ほぼ母親が家にいる家庭で、しかも、長男として大切に育てられた夫は、家事を率先してやってくれるはずがない、といった状態でした。

それでも、夫が家事に協力をしないでいると、私の機嫌が極めて悪くなることを知った夫が、自然と家事に参加するようになり、いつの間にか分担をすることができるようになりました。

機嫌が悪くなる自分を気遣って、夫も家事に協力的になった

分担の基本的な考え方は、どちらが早くに家を出るか、とか、どちらが早くに帰宅をするか、とか、そういったことから、できることを考えていった、というところです。たとえば、朝は、男性の方が時間的余裕があるので、洗濯物は夫が外に出す、とか、食事の片づけは、最後の人が食洗器を回す、とか、洗濯物は早く帰った人が、とりあえずは、取り入れて室内にいれておく、片付けるのは夫、とか、といったところです。

家事協力成功のコツは褒めることと、分担した家事に関する主導権を渡すこと

分担を成功させるコツは、まずは、ほめる、です。共働きで家事をするのは、ある意味当たり前、と内心思っていても、そして、出来が極めて悪くても、まずは、ほめる、です。で、気に入らないところについては、日曜日などに一緒に行うときに、こうすると早いよ、とか、こうやると、効率がいいよ、といったことを、少しだけ言って改善を図ります。まちがっても、夫がやってくれたことを、夫の目のつくところでやり直さない、ということは大切です。これをやり始めると、もうやってくれなくなります。

また、いったん分担をしたことについては、主導権を渡してしまい、じっと我慢をすることです。うちでいえば、洗濯物をたたむのは夫の仕事となっていますから、いくら部屋が片付かなくても、たたんでおく、ということはしません。夜、洗濯をしますので、そういったときに、干す道具がなくなり、どうしても困ったときには、たたんで片付けますが。

我が家の場合、よそ様から見ると、家事分担は成功していることになりますが、そのためには、一旦お願いした家事に関しては主導権をきっちり渡し、こちらも忍耐強く我慢することが必要になります。もっとも、時々不満に思ってしまっていますが。ただ、夫は、私が機嫌がよいのが一番、ですので、家事を担うことによって、機嫌よく私が過ごせる時間が増える、ということが何よりのメリットと考えてくれているのではないでしょうか。

32歳パート主婦|共働きで夫に家事協力してもらう、合理的アピール作戦とは?

32歳、週5日5時間程度のパートをしている主婦です。同い年の夫と結婚して10年目、子なしです。猫1匹と緑豊かな地方で静かに暮らしています。主として家事をしているのは私ですが、夫は協力的な方だと思います。

直接的な頼み方ではなく、言葉を上手く使って、夫がなんとなくやらなきゃいけない空気をつくってしまう

夫に家事をお願いするときは手分けしてササッとやっちゃおう!という雰囲気でお願いしています。合理的アピール作戦です。例えば…食後、洗い物をしているときに「手に泡ついているから、残ったご飯お皿にだしてくれない?炊飯器も洗っちゃうから!」休みの日は「私、洗濯物干しているからその間に掃除機かけてくれない?終わったらすぐ出かけよう!」という感じ。

私の1日のタイムスケジュールは…夫6時起床、夫は朝ゴミをまとめて出し、前の日の残り物で朝食を食べる。私は結婚してからゴミ出しは一切おまかせしています。私8時起床、夫は7時頃には出社してしまうので朝は顔を合わせません。午前中は掃除、洗濯、パートが19時までなので午前中に夜ご飯の下ごしらえをして、14時から19時パート勤務。帰宅後、夫と二人で夜ご飯の準備をします。

私より夫の帰りが早いときは夜ご飯を作ってくれます。目分量で作る私と違い、スマホでレシピを見ながらきちんと作るので味もハズレがありません。食後は私が洗い物。夫は残ったご飯やお味噌汁をお皿に分ける係。そして、12時就寝。

強みは夫が同い年であったということ

夫が家事に協力的な理由は同い年であることが大きいと思います。社会人になって手探りの生活からすぐ同棲して結婚したので、料理も家事も私と一緒にやりながら覚えてくれました。今ではごみ捨ては自分の仕事だと思っているので、家中のゴミ箱のゴミをまとめるところからやってくれますし、家の洗剤やトイレットペーパーの買い出しも夫のほうが把握して買ってきてくれます。

最近ちょっと困ったのは食材の買い出しをお願いすると、生鮮食品の相場がわからないので、割高でもそのまま買ってきてしまうこと。レシートを見てびっくり!ナス300円は高いよ!私が住んでいる地域では200円くらい。そこで、私が買うときの金額の目安をメモにして渡しました。お肉は一食でいくらまで、トマトは100円以上の時は買わない!などなど。

大事なのは、家事を夫の担当にして任せてしまうこと

今では二人でスーパーに買い出しに行った時も、食材の鮮度を見るのは夫におまかせです。会社でも家でも言えることですが、それが自分の仕事だと思えれば、頼まなくてもやってくれるようになります。協力的でない旦那さんは、やはり家事は全部奥さんの仕事だと思っているんですよね。「お手伝い気分」では頼んだその時だけ。継続しません。ポイントは上手く夫の担当にしてお任せすることです。

結論|共働き夫婦で夫の家事協力を成功させている二人の共通点

家事協力が成功しているお二人に共通していたのは、ズバリ、『任せること』なのだと思います。お願いね!と任せると想定外の結果もあり得ます。バスタオル8つ折りじゃ乾かないのがなぜわからんのじゃwww⁇とびっくりするようなことをしてくれたとしても、そこで「そんなやり方じゃダメ!」とあーでもない、こーでもないと口を挟めば、次からも頑張って家事をしようなんて思ってくれるはずがないのです。なので、家事をご主人とシェアしていきたいとお考えのあなたは、辛くても、口を出さずに任せるということをやってみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回のお二人の体験から、夫との家事協力を成功させる方法を以下2点まとめました。

1・夫に家事を任せて、その家事における主導権を渡すこと。
2・任せてしまったらできるだけ口を出さないこと。

共働きで夫の家事協力を成功させているお二人の貴重な体験談。是非参考にしてみてください。

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