家事に全く無関心な旦那に対して閃いた考えとは?
家事に全く無関心な旦那
40歳、女性、職業は残業多めの正社員です。
家族構成は、夫婦と小学校2年生の長男、年中児の次男の4人家族です。旦那は地方公務員であまり残業もなく午後6時には家に帰っています。
3か月前まで主として家事をしているのはわたしでした。残業が多く帰りが午後7時を過ぎるわたしと違い、毎日定時上がりで午後6時には帰宅している旦那は、それでも家事には全く無関心で、子どもの遊び相手をするのがせいぜいといった感じでした。
わたしは、会社帰りにスーパーに寄り急いで買い物を済ませ、家に帰るなり着替える間もなく料理の支度をします。ご飯を食べ後片付けをしお風呂を沸かし、洗濯機を回して、子どもの面倒を見ているとあっという間に午後9時になります。それから子どもを寝かしつけ、洗濯物を干し、お風呂に入ると、何をする間もなく寝る時間になっていました。
こまねずみのように働いているわたしにも無関心で、旦那はビールを飲みながらのんびり新聞などを読んでいるのです。
ストレスと過労で眩暈を起こしてしまった
休日は休日で、平日にできない家事をしたり、1週間分のおかずを作り置きしたり、で休む暇がありません。とうとうある時、過労で目眩を起し玄関先でうずくまってしまったのです。ちょうど仕事もうまく行っていない時期で、ストレスが溜まりまくっていました。
もうこんな生活いや!と思ったわたしに、ある考えが閃きました。善は急げと、その日は会社を休んで心療内科に行きました。
そして、帰宅した旦那に言い放ったのです。「わたし、重度のうつ病だって。これ以上無理したら、会社も辞めなくちゃいけなくなるって、先生に言われたよ」という台詞と共に、病院の診察券と薬の袋を旦那の目の前に突き出しました。
旦那の顔はみるみる青ざめました。それもそのはずです。2年前にちょっと背伸びをして買った新築マンションのローンはまだたっぷり残っています。旦那とわたしの収入はほとんど差がないため、わたしが会社を辞めるということは、ローン地獄に落ちるか、マンションを手放すことを意味していました。
大げさに言った話で無関心だった旦那が変貌
その日からの旦那の変貌ぶりには、感心するのを通り越して、呆れてしまいました。わたしがちょっとでも動こうとすると「いいから」と言って、ソファに押し戻すのです。これまで全く無関心だった家事のほとんどは旦那の仕事になり、わたしは会社から帰ったら「いただきまーす」と言って、ご飯を食べるだけです。
実は、心療内科には行きましたが、重度どころか軽度のうつ病にも罹っていませんでした。ただの疲れで、睡眠薬を処方されただけだったのです。オーバーに言わないと旦那には効き目がないと思ったのですが、ここまで効き目があると、嘘をついたことに多少罪悪感を感じます。
それでも結果オーライというか、家事のことだけではなく、旦那のわたしに対する物言いも優しくなりましたし、しばらくはこのまま様子を見ようと思っています。