エアコン掃除のやり方・時期は?|簡単エコなエアコン掃除の手順について
エアコンの掃除は、いろいろなところを分解したり外したりと、考えただけで面倒くさいです。でも、実は特別な洗剤や道具がなくてもエアコンは簡単にお掃除することが可能です。今回は、エコ洗剤を使って、簡単な手順でエアコン掃除をする基本的なやり方をご紹介していきます。
エアコン掃除の時期・タイミングと頻度
エアコンの掃除を怠ってしまうと、ホコリや汚れがたまり、冷暖房の効率が悪くなり電気代がかさみますし、故障の原因にもなります。また、たまったホコリが湿気を含むことにより、カビが発生しやすくなります。カビが付いてしまうと風と共に嫌な臭いが部屋中に充満しますし、カビそのものが風と一緒に部屋中に・・・と考えると恐ろしいです。
カビが撒き散らされるなんて怖い!でもカビ予防なんて掃除が難しそう・・・エアコン掃除ってやっぱり大変・・・
そんなことないわ。エアコンを念入りにお掃除するのは年に1~2回で大丈夫。あとは、いつものお掃除のときにたったの1分エアコン掃除に時間を使うだけなのよ。
年に1~2回と1分だけ?でもエアコン掃除はいつの時期にやればいいのかしら?やり方は難しいの?
簡単だしエコなやり方もあるわ。お掃除に適した時期と、エアコンにカビが生えないちょっとしたコツもご紹介するわね!
簡単でエコ?なんだか安心ね!私でもできそう。お願いします!
効果的なエアコン掃除の時期(タイミング)
エアコンのお掃除をする時期(タイミング)は、カビ発生予防や稼働効率面から考えると年末の大掃除の時よりは、春の梅雨時期前と夏季のエアコン頻用シーズン後が効果的です。梅雨前にたまった汚れは梅雨時期にカビやすくなりますし、夏の冷房でエアコン内部は結露しやすく湿気がたまりやすいので、夏が終わった後にそのままにしてしまうと、こびりついた汚れも落としにくくなります。年末に全部まとめてやるよりも掃除をする人の負担も軽減でき、キレイな空気もキープできます。
4~5月くらいの春、梅雨の前に行って、しっかりとホコリ・花粉や汚れを取り除き、カビ、臭い対策をしておきます。
エアコン頻用の夏季が終わって、結露とホコリによる汚れの付着を取り除きます。寒くなる前の9月末~10月中くらいに行います。
エアコン掃除の頻度とやり方の概要
エアコンの念入りなお掃除は前述の時期がおすすめですが、カビ発生予防、稼働効率を考えると、いつもの掃除機かけのついでにフィルターのホコリだけはこまめに取っておきましょう。具体的には次のようなスケジュールで行うと、いつも気持ちよくエアコンを使用できます。
月に1~2回のエアコン掃除でやること
硬く絞った雑巾で本体をさっと拭いて、掃除機でフィルターのホコリを吸いましょう(いつもの掃除のついでに行い、1分くらいで終了です)。
年に1~2回のエアコン掃除でやること
フィルターを水洗いして、本体や室外機のお掃除もしましょう。
年1~2回のエアコン簡単エコ掃除のやり方
簡単エコなエアコン掃除の準備
<準備するもの>
掃除機、はたきなど、古布または雑巾、スポンジ、綿棒、新聞紙
石けん液、クエン酸水
1リットルの水かぬるま湯に大匙1の粉せっけんを溶かしたものを使います。
家電やビニール製の壁の拭き掃除にも便利です。
汚れ落としに効果的です。
水200mlにクエン酸小さじ1を溶かしたものをスプレーボトルに入れて使います。
食酢を水で2~3倍に薄めたものでも同じように使用できます。
雑菌や黒カビの繁殖を抑えます。
水アカや石けんカス落としにも効果的です。
簡単エコなエアコン掃除の手順
新聞紙を広げて敷いておく
※取り外したフィルターを置いたりします。
エアコンの電源を切り、外側のホコリをはたきで取る
石けん液を含ませた古布でエアコン全体を拭く。水拭きで石けん液を拭きとった後はクエン酸水を含ませた古布で拭いて、からぶきして仕上げる。パネルの溝のホコリは古布や綿棒で落とす。
また、汚れがひどければパネルを外して石けん液を含ませたスポンジで洗い流し、クエン酸水スプレーをしてからぶきする。
エアコンのフィルターを外して新聞紙の上に置き、掃除機でホコリを吸う。その後石けん水で洗って、クエン酸水スプレーをして陰干しします。
エアコン室外機の掃除
こちらも年に1回程度、外用ほうきでホコリや砂、木の葉などを取り除き、硬く絞ったボロキレなどで表面を拭くようにすると長持ちします。
エアコンのカビ発生を予防するちょっとしたコツとは?
エアコンのカビが発生しやすい主な原因の一つに、夏に冷房を使った後にエアコン内が結露してしまうということがあります。結露してしまったエアコンの内部を乾燥させるために、冷房でエアコンを使用して電源を切る前の30分から1時間程度「送風」運転をするとよいとされています。毎日の外出前や就寝時にエアコンを止める前にはできるだけ「送風」運転を行うと、カビの予防に効果的です。また、エアコン運転前に30分程度、窓を開けて「送風」運転することで、エアコン内部のホコリを外に追い出しカビの付着を防ぎやすくなります。
気づいたときにこまめに送風運転し、内部の乾燥を心がけるのが良いでしょう。
エアコン内部の熱交換器はどうすればいいの?
素人ではなかなか掃除ができない、エアコン内部の熱交換器も定期的に掃除が必要です。熱交換器にはどうしても結露が付きやすく、カビの発生元となってしまいます。熱交換器の掃除は出来れば業者の方に依頼をしたほうがよいでしょう。最近のエアコンは自動掃除機能が付いている機種のエアコンも多いです。普通に使えば10年くらい熱交換器の掃除が不要で便利です。
エアコンの内部まで自分で掃除している方の体験談
30代サラリーマンです。普段から自分でエアコンは掃除しています。どのような方法かご紹介します。
私は30代の男性でサラリーマンのB男といいます。同居している家族ですが、奥さんと子供の家族構成となっています。仕事は、繁忙期でない限りは残業時間も多くなく出来るだけ家事を分担して行っています。主に家事をしているのは奥さんですが、掃除全般は自分が実践するようにしています。
大掃除の時にエアコン掃除もしています
日常でなかなかエアコン掃除が出来ないため、大掃除にエアコン掃除をする事が我が家では多くなっています。エアコンの掃除の頻度はおよそ半年に1回程度です。エアコンは高い位置に設置してあるため掃除がしにくく毎回時間を要しています。
そんな、エアコン掃除のコツですが、まずはフィルターの掃除が重要となります。エアコンのフィルターには、室内の埃が多く溜まっています。エアコンから外すのは簡単ですが、埃や汚れを取り除くのはとても大変です。フィルターの埃は掃除機で吸い取っても簡単に取り除く事が出来ません。そのためシャワーでフィルターの表と裏から埃を押し流すようにすると簡単に埃が取り除けます。また、油やタバコの汚れでベタベタしている場合は、ぬるま湯を準備してフィルターに浸しておくと汚れも綺麗に落とす事が出来ます。
エアコン冷却フィン(熱交換器)の掃除について
次にエアコンの冷却フィンですが、エアコン本体の奥にあるため掃除が非常に大変です。そのため冷却フィン用の洗浄スプレーを購入して準備しておく事をお勧めします。洗浄用スプレーですが、アルカリ電解水のタイプが良いです。スプレーを使う前に事前に埃などをしっかり取っておいてスプレーを使うようにすると良いです。冷却フィンに吹きかけた洗浄液は、排水管を通って排出されていくため別途回収する必要もありません。エアコン掃除の前に市販で売られている洗浄スプレーを購入して使えるように準備しておくと安心です。
エアコンの掃除が完了したら最後に送風またはドライ運転を一時間程度かけておくと良いです。エアコン内に水分が残ってしまうとカビの発生の原因となってしまいます。そのためしっかりとエアコン内を乾燥させるためにも送風・ドライ運転は重要となります。
現在では、エアコンクリーニングの専門業者も多くなっています。自分でするのが不安な方は費用が必要ですが専門業者に依頼するのもよいと思います。出来るだけ自分でエアコンを掃除して費用を掛けないようにしたい方は、可能な限り時短出来るように、清掃道具をしっかり準備して掃除に取り掛かるといいですよ。
まとめ
エアコンのエコで簡単なお掃除のやり方をご紹介させていただきました。気持ちよく使用するためのポイントをまとめます。
1・エアコンは梅雨時期前、夏が終わった頃にお掃除するのがよい。
2・石けん水とクエン酸水を使って簡単にキレイに除菌もできる。
3・フィルターのホコリ取りは掃除機かけのついでにこまめに行う。
4・気づいたときに送風運転でカビ予防を。