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家事をしない夫|褒めるよりも効果的な家事協力をお願いする方法とは?

共働きなのに、家事をしない夫・・・と悩んで(頭にきて)はいませんか?私は義母から、「夫が協力してくれた時に褒めるのが大事なんだよ、上手くやらなきゃ~」と言われました。でもどうしても上手く夫のことを褒めることができませんでした。何かを手伝ってくれた時に、「俺ってすごいだろ?」と言われると、普段はやってくれないくせに偉そうに!!とさらに腹が立ってしまうのです。もともと自分の性格的に、素直に褒めるとか、甘えるということも苦手だったので、私だけが上手くやれないんだなと落ち込みました。ところが、いろいろな方にお話を伺ってみるとそんな風に思っていたのは私だけではないということに気づきました。

「褒める」とい行為は実は相手への評価です。ですので、褒められても自主的に動くための動機にはなかなかならないのです。つまり今まで家事や育児に協力してこなかった人に対して、そもそも褒めるだけでは継続的な家事協力は得にくいということになるのです。では一体どうすれば夫が家事も育児も自分にも責任があることなんだと自覚してくれて、協力を得られるようになるのでしょうか?

今回は「あんな夫のことなんか褒めたくない」「褒め言葉が嘘くさくて無理」「褒めてもやってくれなかった」という方へ、「褒める」という手段を使わず、家事育児に夫の協力を得られる方法について、実際の体験談などをもとにお伝えしたいと思います。

体験談1・家事しない夫を褒めずに変えるには?|妻から自分の好きなことを頼まれて、家事に参加できるようになった

私は40歳、妻は6歳下の34歳、5歳の息子が一人います。妻は育休終了後、息子を保育園に預け、フルタイムとして職場復帰をしました。事務職なので、仕事は月曜日から土曜日で、毎週1日平日に休みが入ります。毎朝、3人分の朝食と弁当(私と妻の分)を作り、洗濯をし、息子の保育園の準備をして、保育園に送ります。仕事は9時から17時で終了後、うちに帰り、洗濯物を片付けてから晩ごはんを作ります。そして片付けをして、1日の家事は終了です。

対して、私はガテン系なので、朝は7時前には仕事に行き、夕方は18時にはウチに帰ります。休みは隔週で日曜と月曜と日曜と木曜です。繁忙期には休みが減り、残業が22時くらいまでとなりますが繁忙期後は休みや早上がりが増えます。

入籍後は100%妻が家事をやってくれており、出産後もずっと妻が家事と育児を一人でやっていました。妻は年下ですが、かなりしっかりした性格で、年上の私の方がフラフラしており、いわゆる家事をしない夫でした。イニシアティブは完全に妻が握っていました。

家事しない自分に「向いてないことはしなくて良い」と言って協力を訴えた妻

息子が1歳半くらいだった頃の日曜日のことでした。「実家に子どもを預かってもらうから、一緒にゴハンを食べに行こう」と言われました。19時くらいになり、二人で車に乗ってファミレスに行きました。日曜日だったのでかなり混雑しており、しばらく待って、ようやく案内されました。いつものようにビールを頼み、ビールを飲みながら、メニューを見ていると、妻が言いました。「もう限界。一人で仕事と家事と育児をやっていけない、お願いだから、手を貸して。これ以上は絶対無理。」と。目には涙を溜めています。

いつもとは違う雰囲気で、これはマジだと思いました。しかし、恥ずかしながら、何と答えていいか分かりませんでした。二人とも注文もせず、ダンマリしていると、賑やかな店内では異常に浮いてました。周囲の視線も感じ、余計に何も言えませんでした。そして妻は言いました。「あなたは家事には向いてないから、夕方からの育児を手伝って。あとお掃除ロボットを買って」と。周囲の視線も辛く、帰りたくても飲んでしまったので帰ることもできません。私は「分かった、頑張る」としか言えませんでした。

家事しない夫の向き不向きを分析したことが解決につながった

こうして私は夕方以降の育児をやるようになりました。とはいえ保育園のお迎えとお風呂はやっていたし、新しく始めたのは、保育園の次の日の準備と歯みがき、寝かしつけだったのですが、もともと子どもは好きなので、それほど苦になりませんでした。今では子どもも大きくなったので、二人でお風呂掃除をやったり、茶碗を洗ったり、洗濯物を畳んだりしています。もちろん我が家の床はお掃除ロボットがウロウロしています。

妻は私の向き不向きを分析した上で、家事と育児の分担を決めたのだと思います。もちろん賑やかなファミレスで相談したのも、その一環だと思います。恥ずかしながら、私は妻が限界になっていることにも気付きませんでした。だからハッキリ言ってくれて、手遅れにならず助かりました。人それぞれ夫婦の形があり、問題も解決法もそれぞれで、でもそれを一番上手く解決できるのもその夫婦だと思います。ですから夫婦の中に答えがあります。未だに妻に頼りっきりな私ですが、そんな風に思います。

体験談2・褒めずに家事育児の協力を得るコツとは?|「できないことはしなくていい」ことにする

私は48歳主婦です。平日の昼間は飲食店勤務、土日は介護職のパートで夫婦共働きをしています。家族は、私と6歳年上の旦那、それから17歳の娘の3人。毎日家事を行っているのは私が中心になりますが、娘と夫も時間があれば家事を手伝ってくれます。夫は仕事で夜遅く帰宅することがたまにあるので、できるときにできることを手伝ってもらう程度ですが・・・。

娘は高校生で現在は部活動をしていないため帰宅は遅くなりません。ただ、アルバイトを週3で行っているため、部屋のモップがけやお皿洗いなど簡単なことしか頼んでいません。お風呂掃除とかトイレ掃除を頼みたいこともあるけど、勉強が忙しいので無理に手伝わせないようにしています。ときどき家事をしている私を見て娘も大変そうだと思うのか自主的に手伝ってくれることがあるのでありがたく思っています。

家事をしない夫へはあれもこれもやってほしいと言わない、思わない

私は仕事をしていて、介護の仕事では夜勤をすることもあるため、そういうときは夫と娘に家事をお願いしています。その時注意していることは、あれもこれもやっておいて欲しいなんて言わないこと、そして思わないことです。できる範囲でやっておいてくれると嬉しいんだけど~という感じで「お願いする」言い方を意識しています。

人間は誰であれお願いされると引き受けたくなるもの。もし引き受けられないとしても少しでも頑張ろうと思ってもらいやすいはずです。命令口調で家事を頼んでも強制されたことを気持ちよく行おうとは思わないでしょう。

家事の分担は我が家の場合「できる人ができることをする」ただこれだけです。お皿洗いが得意な娘はキッチン担当にして、洗濯物を干したりたたんだりすることが得意な夫にはそれを任せます。娘の性格や夫の性格を分かっているから家事分担で大げんかになったことはありません。

家事をしない夫には、得意なことをお願いして、苦手なことは頼まない

できないことや苦手なことをお願いされても困るでしょう?逆に得意なことをお願いされれば「よし!やってやろう!」という気持ちになりやすい。私も小さい頃、母に「できないことはしなくていいから、できることを手伝ってね」と言われ、そのおかげで家事が好きになりました。夫にも娘にも家事を嫌いになってほしくはないので、家事分担をきっちり決めずその時できることや得意なことをお願いするようにしています。

家事分担で言い合いがないと気持ちよく暮らせますし家族仲が良くなりますよ。娘には、将来のためにももう少し家事を覚えてできることを徐々に増やしてもらえたらいいな~と思っています。

まとめ

今回は家事をしない夫に対して、「褒めるよりも家事協力を得られる方法」についての体験談をご紹介させていただきました。要点をまとめます。

1・夫の向き不向きをしっかりと分析する。
2・家事育児の負担を自分は一人では背負っていけないとハッキリとストレートに伝える。
(どうしてやってくれないの?と嫌味を言ったり、むやみやたらとおだてたり持ち上げたりしない。)
3・夫には好きなこともしくは得意なことをお願いして、苦手なことは頼まない。

家事をしない夫が協力的になる方法について、今後も参考になる貴重な体験談をたくさんご紹介させていただきます。

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