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妊娠中のワンオペ家事育児がツラすぎ|協力しない夫を変えるには?

 

妊娠初期のワンオペ育児|妊婦の身体は周りの想像以上につらいもの

 

妊娠初期は見た目では妊婦さんかどうかの判断が難しく、周りの援助が得られにくく、思っている以上に妊婦さんの身体はきついものです。妊娠中は赤ちゃんを育てるために、母体は必要な休息をとらなければいけないようになっています。ですので常に眠いしだるい。悪阻がある場合はなおさらです。ママの身体で赤ちゃんを育てるために、それだけ休息をとる必要があるということです。体力を落とさないためにある程度動くことも必要ですが、妊娠中は女性にとって一生のうち一番大事にされて然るべき時期だと思います。

そんなかけがえのない命を身体に宿している一生のうち最も身体を大事にしなければいけない妊娠中に、家事全般と幼い上の子の育児をママが一人でこなさなければならない状況は想像以上に厳しいものです。仕事を持っているママはなおさらです。近くに頼れる親類がいない場合は夫だけが頼りですが・・・もしも夫が家事育児に全く協力をしてくれない状況だと、妊娠中のママの身体的、精神的負担はとても大きくなってしまいます。

家事育児協力のない夫|イライラが胎教に影響しそうで赤ちゃんも自分の体も心配

 

妊娠したことがない男性に、妊婦さんの体の状況を理解してもらうというのも難しいことだとは思いますが、妊娠、出産というのは現代医学をもってしてもやはり命がけの大仕事です。でも、妊娠初期というのは、見た目の変化がないため、辛さが周りの人にはわかりにくいものでもあります。頑張り屋さんの働くママの場合は、なかなか自分から周りに甘えることも出来ずに、一人で負担を抱えているということも少なくありません。

でも、こんなにつらくて本当に赤ちゃんは大丈夫だろうか、イライラが伝わってしまって悪い影響はないだろうか、それに自分は産後、ちゃんと育児や仕事を続けていけるんだろうかと不安になってしまうことも。そのうえ、上の子にとっても、赤ちゃんが生まれることは喜びでもありますが、どちらかというと初めての大きな試練です。そうなると上の子も当然不安定になることだって多いです。仕事、家事、上の子のお世話と精神的ケア。それ以外にも働くママには親戚づきあい、ママ友づきあい、女としての自分のケアなどなど・・・次から次へとやらなきゃならないことが押し寄せてきます。

妊婦である自分のことを気遣って、忙しい身でありながらできるだけ家事や育児に夫は協力してくれる。そんなご主人なら、安心ですが、現実はそううまくはいかないことも多いです。夫にしてみれば、家事や育児を軽々とこなす妻だから、これくらい大丈夫だろうとなんの根拠もないことを思ってしまうんでしょうね。妊婦の身体を経験したこともない男性に、わかってというのも難しいことなのかもしれませんが、妻のことを口では心配だ、大事にしろよと言っているその口で、平気でスマホをいじりながらソファに座ったまま「コーヒー淹れて。」などと言ってくる夫。そんな人に冷静に上手に家事育児の協力をお願いするなんてできません。

でも、こういう状態になってしまうと、お互いがイライラするだけで家事育児の協力もしてもらえない上に、夫婦関係も悪化するばかりで産後離婚にもなりかねません。こちらがキレると逆切れされることもあります。夫婦関係のこじれは上の子の精神状態にも影響してしまいますし、胎教にも良いわけがありません。では一体どうすればよいのでしょうか?

そこで今回は、夫が家事育児を協力してくれるようになった主婦Eさんが、妊娠中の実際のご夫婦の状況を教えてくださいましたので、その時の体験談をご紹介いたします。

30代専業主婦Eさんの体験談|家事も育児も何もしてくれない夫を動かすには?

私は30代の専業主婦です。家族構成は主人、私、子供(2歳と0歳)、母です。私の実母との同居ですが、母も平日日中は働きに出ている為、子育ては私が主に行なっています。主人は在宅でできる仕事を行なっていますが、子育ては二人目が産まれるまでは時間がある時に子供と遊んでくれる程度でした。私がお願いすると手伝ってくれるけれど、食事をさせる、お風呂に入れる、オムツ替え、歯磨きなど、やって欲しいことは全部わたしに丸投げでした。またうんちした後のオムツ替えや歯磨きなど、やりたくない事はお願いしてもやってくれませんでした。

お願いしても協力しない夫の協力を得るには?

下の子を妊娠中に切迫早産と診断されて自宅で絶対安静に。トイレ、入浴以外は寝てないとダメという状態になってからは主人も自分から子供に関わるようになってきました。

ただ、主人もイマイチ何をどうやったらいいか分からなかったようでした。そこで、1日のタイムスケジュールを表にして壁に貼りだし、かならずやって欲しい事は別途メモに詳細を書いて渡しました。やって欲しいことをお願いする時は、「オムツ替えてくれないと肌荒れするから、オムツ替えしてもらえるかな?」や「天気が良いし、10分ぐらいで良いから散歩に連れてってもらえるかな?」など理由をつけてやって欲しいことを具体的にお願いし続けました。またやってくれた後にはありがとうを必ず言うようにしました。

根気よく続けていくうちに、自分から進んでやってくれるようになりました。以前は嫌がって絶対にやらなかったうんちのオムツ替えを自分からやっているのを見た時は少し感動しました。下の子を出産した後も上の子のお世話は継続してやってくれ、下の子の寝かしつけなども進んでやってくれています。

現在の私の一日のスケジュールは、起床後、朝の家事(朝食準備、洗濯、風呂掃除)をまとめて行う→上の子を遊ばせながら下の子のお世話→昼の家事(昼食準備、洗濯取り込み)→夕方の家事(風呂準備、夕食準備)→子供寝かしつけ→就寝といった流れです。私が家事を行う間は、主人が子供のお世話をしてくれています。

やってほしいことは具体的に説明することと、相手の強みを生かしてお願いするのが大事

主人に子育てを一緒にしてくれるようアプローチし続けた結果、お願いをし続けた事に関しては私がやって欲しいようにやってくれるようになりました。しかし、新しいお願いはまた一から説明しながらお願いし続けています。漠然とお願いするのでなく、何をどうやってほしいかを説明して、子育ては二人の仕事と認識させることも意識しています。上の子も主人が細かな世話をしてくれるようになってから、パパ大好きモードになることが多くなってきました。そして子供がパパ大好きモードだと、パパも嬉しいみたいで更に子供をみてくれるようになりました。

自分自身にもそしてパートナーにも子育ての中で得意不得意があると思うので、話をし合ってまずは得意な事からパートナーにお願いするのもいいと思います。

また、次の主婦Fさんは、妊娠中ではありませんが、何もしない夫を家事育児協力してくれる夫へと変えることができました。どのような方法だったのかご紹介させていただきます。

40歳パート主婦のFさん|頼むとあからさまに嫌そうな態度をする夫にどう声をかければよいのか?

私は、40歳の女性、週5で6時間のパートをしてます。家族は私と主人と子供一人(小学校1年生)です。お互いの実家も遠いので近くに頼れる身内はいません。主人が子育てを手伝うようになってからは、二人で子育てをしていますので、誰かが負担が大きいということはありません。子供が小さい時は、あまり協力的ではなかったです。主人は仕事で疲れて家に帰ってからご飯を食べてお風呂に入って寝るといった感じでした。早く言えば、自分のことだけを済ませたらOKといったスタイルです。

子供と触れ合いやすい時間をわざとつくる

その頃は私は正社員で働いていましたので、ちょっとは手伝ってほしいなと思っていました。私が主人に協力してもらう為に行った方法は、なるべく子供との触れ合いの時間を多く持てるようにする作戦です。どうしてもお父さんは仕事の関係上子供と触れ合う時間が少ないため、どう協力していいのかわからなかったり、子供もなつきにくいものだと思います。ですので、私は触れ合う時間をわざと作ってあげるようにしていました

例えば、夕飯を食べたあとの後片付けの間見ててもらうとか、お風呂に一緒に入ってもらうとかです。それだけでも嫌気がさす旦那様もいると思いますので、何気なく行動するのがコツです。そこで、少しでも「申し訳ない」とか「これぐらいやってよ」とかという感情が見え隠れすると作戦失敗に終わってしまいますので、演技力も大事ですね。

触れ合えば触れ合うほど、自分の子供なので愛おしくならないわけがありません。保育園で聞いた先生からのお話も、逐一話して子供に興味を持ってもらいます(ここも何気なく会話のように話すのがコツです)。そういうことを、子供が小さいころからやっていたことで、協力するのが当たり前という夫婦のルールができたような気がします。

大切なのは、相手の状況も察して思いやりの気持ちを持つこと

私の友人はこの方法をやろうとしたのですが、失敗して離婚をした人もいます。原因になったのは、相手の体調やその日の気分(会社で嫌なことがあった日かもしれない)を察することができずに、毎日あなたがこの時間は子どもを見てもらうのが当たり前となってしまったようです。

そうではなく、旦那さんだって人間ですから良い日も悪い日もありますので、それを察するよう気を配ることが大事です。必ずこうやると決めつけずに、子供を寝かしつけてからでも、食器は洗えますし、押しつけようとするとまったく逆効果になるので注意が必要です。

子供が幼いころの一日のタイムスケジュールは朝6時に起きて準備している間(旦那に子どもを見てもらう)→朝8時登園・出勤→17時に迎えて、18時に帰宅。洗濯、夕食作り(主人が帰ってきたらお風呂に入れてもらう、見ててもらう)→19時30分ごろ夕食→20時30分ごろ食器洗い(主人に見ててもらう)→終わったら明日の準備をして、他の家事をして就寝といったスケジュールです。

小さいころから主人にはそれが当たりになっているので、今でもお風呂に入ったり、食器洗いをしている間に子どもの勉強を見てくれたりするので、とても助かっています。大事なのは、思いやりの気持ちを忘れずに協力体制を作っていくことだと思います。

夫に家事育児協力をしてもらう方法まとめ

妊娠中の家事育児は本当に心と体への負担が大きく、そのつらさを一番わかってもらいたいのはやはり夫です。夫につらさを理解してもらうだけでも気持ち的には楽になりますが、家事育児をできる範囲でも協力してもらい、身体も本当に大事にしなければなりません。産後離婚を避けるためにも先輩たちの具体策が参考になれば幸いです。要点をまとめます。

1)夫にはやってほしいことを具体的に紙などに書いて示す。
2)始めは夫の得意そうなことをお願いする。
3)家事よりもまずは育児優先、子供と触れ合う楽しさを感じてもらう。
4)相手の状況も考え、声をかける時と場合を選ぶ。

それでもやっぱり夫は動いてくれないというときは、家事代行を利用するなどして、身体をケアしましょう。この時期は絶対に無理をしないほうが良いと思います。何かあってからでは遅いです。まずは自分と子供たちをしっかり守っていきましょう。

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