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掃除のコツ|赤ちゃんに優しいナチュラルフローリング掃除

毎日掃除をしているのに、フローリングの床にはなぜだかすぐに埃がたまってしまいます。フローリングの床だからたまりやすいというわけではなく目立つだけなのですが、埃が見えるとどうしても気になってしまいます。赤ちゃんがいる家庭ならなおさら気になりますし、アレルギーも心配です。とはいえ、こまめに掃除はしたくても、家事や赤ちゃんのお世話と時間的になかなか余裕がありません。

そこで今回は、合成洗剤なども使わず赤ちゃんにも優しい、出来るだけ簡単にフローリング掃除をするコツをご紹介します。

埃っていったい何?どこから来るの?

そもそも埃というのは、繊維毛羽が主な成分で、その中にダニやダニの死骸、カビの胞子、フケなど人の皮膚落屑が混ざったりもします。掃除をしていると、埃は2種類あると感じます。サラサラ埃とベタベタ埃です。

サラサラ埃の正体は?

寝具の上げ下ろしや衣類の脱ぎ着、カーテンの開け閉め、衣類の洗濯や干したり畳んだり、あるいはティッシュを使うなどといった行動から、繊維が切れたり脱落したりしたものが埃となって空中を舞います。サラッと乾燥している埃をサラサラ埃とします。サラサラ埃はペーパータイプのクイックルワイパーで簡単にとることが出来ますが、しばらくするとすぐにたまってしまう、掃除しても掃除しても消えてくれないタイプの埃です。

人が移動したりするたびに埃も移動し、空気の動きがなくなると静かに床へと落ち積もっていきます。なので、床を掃除機などで掃除してひと段落したと思ったら、また床には埃が⁉なんてことは良くあります。

ベタベタ埃の正体は?

ベタベタ埃は、サラサラ埃の繊維が湿気などを含むと、その中にダニやカビが発生しやすくなり、繊維にカビやダニの死骸も絡まったちょっとべたッとした塊のような埃をベタベタ埃とします。ベッドの下や押し入れの片隅によく見られます。さらに湿気が強くなると、べったりとこびりついて、掃除機などでは簡単に取れなくなってしまいます。

埃を掃除するコツ

埃は水には溶けません。フローリングの埃を掃除するコツは、埃を「落とす」「くっつける」「吸い込む」ことです。

フローリング掃除に使う道具と洗剤

では、次の道具を使って効果的にフローリングの埃掃除をしていきましょう。

使用する道具

道具1・はたき
直接床に使うものではありませんが、床を掃除する前に使用すると、床掃除後に埃がたまりにくくなります。はたきというと埃を舞いあげているように見えるかもしれませんが、実は布に埃を吸いつける役目があります。特に絹でつくられたはたきは良く埃を吸いつけるとされています。

道具2・ハンディモップ
こちらもはたきとほぼ同じです。お好みかなと思いますが、やはり床掃除前に使用することで効果が得られます。

道具3・ほうき
ほうきも埃を舞いあげてしまうように思いますが、大きめの埃を取り除くのに効率が良いです。使い方(最後に豆知識をご紹介します)によっては、非常に埃の除去に効果的です。

道具4・ドライタイプの床用ペーパーモップ(クイックルワイパーなど)
こちらは埃を舞いあげることもなく、赤ちゃんがお昼寝中でも静かに使えます。何より一番のメリットはお手軽だということです。ただ、最後に残る細かいゴミの処理にひと手間かかるところが少々デメリットです。

道具5・化学モップ
ダスキンさんなどに代表される化学モップは埃を吸いつけてくれるので、効率よくお掃除ができて便利です。ただ、赤ちゃんが床をなめってしまったりするようだと、ちょっと心配です。

道具6・掃除機
埃を吸うと言ったら掃除機以外はありません。とにかく効果的に掃除するならまずは掃除機です。ただし、掃除機の排気は埃を舞いあげてしまいますので、できる限り埃を減らしてから掃除するとより効果的です。

道具7・雑巾
ご紹介するまでもなく、最後の仕上げはできれば雑巾で水拭きが理想です。毎日やる必要はないと思います。

使用するナチュラルな洗浄剤

赤ちゃんがいるご家庭では、あまり化学的な合成洗剤などは使用を控えたいものです。そこで、フローリング掃除に使えるナチュラルな洗浄剤をご紹介します。

洗浄剤1・クエン酸水
クエン酸水を含ませた雑巾で床を拭くと、皮脂汚れに効果的で、抗菌効果で床を清潔に保ってくれます。

洗浄剤2・重曹
こびりついた汚れに効果的なのは重曹です。重曹をつけた雑巾でこすり取るとよいでしょう。

ではこれらのお道具を使って効果的に埃掃除をするコツをお伝えします。

フローリング掃除を始める前の準備

フローリング掃除をできるだけ簡単に効果的に行うための準備をしましょう。

【準備1】窓を開ける

空気の通り道をつくりましょう。2カ所空けることで、空気が埃をスムーズに追い出します。

【準備2】掃除しやすいように床のものをざっと片付けておく

大きなコンテナや籠があると便利ですね。

フローリング掃除の基本の手順

フローリング掃除の効果的な手順とおおよそのかかる時間の目安はこちらです。

毎日(1~2分/6畳)

手順1・高いところの埃を取る、落とす(ハンディワイパーorはたき)

はたきやハンディモップを使って、まずは高いところから順番に埃を掃除していきましょう。上から落としておくことで、全ての掃除が終わった後に埃がすぐに降り積もるということが、ある程度は少なくなります。

 ↓
手順2・全体の埃をざっと取る(ペーパーモップor化学モップorほうき)

ペーパーモップやほうきは手の届きやすいところに置いておき、気になったらいつでも掃除。毎日のお掃除は見えるところだけで充分です。

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1週間に1回(5~6分/6畳)

手順3・部屋の隅やベッド下など見えない所の埃も取る
 (ペーパーモップor化学モップorほうき)

 ↓
手順4・掃除機をかける


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1か月に1回(10~12分/6畳)

手順5・雑巾がけする(汚れがひどい時には重曹やクエン酸水も使用)

ナチュラルなフローリング掃除の豆知識

赤ちゃんがいる家庭でも安全に効率よくフローリング掃除をする基本的な方法についてご紹介いたしました。ここではより便利でナチュラルなフローリング掃除の豆知識をお伝えします。

豆知識その1~茶殻掃除

昔からある方法ですが、前の日に飲んだお茶殻を取っておいて、水気をよく絞って床にまいてほうきで掃きとります。埃が茶殻にくっついて、掃除機をかけるよりも手軽で気持ちよくお掃除ができます。お茶の殺菌作用も期待できます。

豆知識その2~米ぬか掃除

こちらも昔からの知恵です。米ぬかに含まれる油分がワックスのような効果があり、フローリングに自然なツヤが出ます。以下使用方法です。
・米ぬかをお茶用パックかガーゼなどで包みます。
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・濡らして絞ります。
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・それを雑巾で包んで、雑巾がけします。雑巾が汚れたら、雑巾だけ洗ってまた使います。

※米ぬかはその都度新しいものを使用しましょう。
※米ぬかを茶殻のように撒いてほうきで掃けば埃取り効果もあります。

豆知識その3~化学モップの代わりに使い古したフリースを使う

使い古しのフリースを切って、ペーパーモップなどのワイパーに取り付けて使用します。ポリエステル100%のフリースは、埃を吸着する作用があり、化学モップの代わりに使うことができます。もう着れないフリースの有効活用にもなり一石二鳥です。

豆知識その4~フローリングに傷がついてしまったら?

浅い傷であれば、市販の専用補修材が便利です。ホームセンターなどで購入できます。クレヨンタイプもペンタイプもありますが簡単に使えます。クレヨンタイプのもので埋め込むことができるので、へこみがある傷にも対応可能です。

まとめ

今回は、赤ちゃんにも優しいナチュラルなフローリング掃除のコツをご紹介いたしました。

掃除のコツまとめ

1・フローリングの埃を掃除するコツは、埃を「落とす」「くっつける」「吸い込む」こと。
2・昔からのナチュラルな方法を活用することで赤ちゃんにも優しいキレイが保てる。

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